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自営業・フリーランスの公的保障:会社員との違い

編集責任者:
川島鉄平
公開日:
2026年10月26日
更新日:
2026年10月26日

一般的な説明です。個別の判断は代理店にご相談ください。制度の内容は2026年10月25日時点のものです。

自営業やフリーランスで、国民健康保険と国民年金(第1号被保険者)に入っている人は、会社員などと比べて、育児休業中の給付と、厚生年金からの遺族・障害・老齢の年金がありません。病気やけがで休んだときの傷病手当金は、国民健康保険では実施するかどうかを市区町村などの保険者が決めます[1]。医療費の自己負担の上限(高額療養費)は、どちらにもあります[2]。

1. 会社員などと比べた一覧

困ったとき会社員など(健康保険・厚生年金・雇用保険)自営業・フリーランス(国民健康保険・国民年金の第1号被保険者)
医療費が高くなったとき高額療養費高額療養費
病気やけがで働けないとき傷病手当金実施するかどうかは保険者が条例などで決める
出産で休んだとき出産手当金実施するかどうかは保険者が条例などで決める
育児休業をとるとき育児休業給付(雇用保険)なし(雇用保険に入っていない)
出産の前後の年金保険料産前産後休業・育児休業の間、厚生年金保険料などが免除出産の月の前月から4か月間、国民年金保険料が免除
亡くなったとき(遺族)遺族基礎年金と遺族厚生年金遺族基礎年金(条件によって寡婦年金・死亡一時金)
障害が残ったとき障害基礎年金と障害厚生年金(3級・障害手当金もある)障害基礎年金(1級・2級)
老後老齢基礎年金と老齢厚生年金老齢基礎年金
仕事中や通勤中のけが労災保険企業などから業務委託を受けている人は、労災保険に特別加入できる

表の出典は、2章からの各項目に書いています。

2. 病気やけが、出産で休んだとき

会社員などの健康保険では、病気やけがで働けず給与が出ないとき、傷病手当金が出ます[3]。出産で休んだときの出産手当金もあります[4]。国民健康保険では、出産手当金や傷病手当金などの給付を「行うことができる」とされ、実施するかどうかと内容は、保険者ごとに条例や規約で決めます[1]。自分の市区町村で実施しているかは、市区町村の国民健康保険の窓口で確かめます。

医療費の自己負担の上限(高額療養費)は、国民健康保険にもあります[2]。上限の額は高額療養費制度とはで説明しています。

3. 出産と育児

育児休業給付は、雇用保険に入っている人が対象です[5]。雇用保険に入っていない自営業やフリーランスは対象になりません。

国民年金の第1号被保険者は、出産予定日か出産日がある月の前月から4か月間(多胎妊娠は3か月前から6か月間)の国民年金保険料が免除されます。届出は出産予定日の6か月前からできます[6]。会社員などは、産前産後休業と育児休業の間、厚生年金保険料などが免除されます[7]。

4. 亡くなったとき・障害が残ったとき・老後

会社員だった期間がある人は、その期間の分の厚生年金の記録があります。くわしくは遺族年金とはで説明しています。

5. 仕事中や通勤中のけが

2024年11月1日から、企業などから業務委託を受けているフリーランスは、業種や職種を問わず、労災保険に特別加入できるようになりました。特別加入すると、仕事中や通勤中のけがや病気、死亡に対して補償を受けられます。加入は、都道府県労働局長の承認を受けた特別加入団体に申し込みます[14]。保険料は、特別加入団体で確かめます。

6. 自分の場合を確かめる

7. 相談するときに持っていくもの

公的保障にない部分は、家計を考える材料の一つです。保険が必要かどうか、どのくらい必要かは、このページでは判断しません。会社を辞めて独立するときの手続きは転職・独立したら確かめる保険、準備のしかたは保険相談の前に準備することにまとめています。当サイトは保険の募集を行いません。相談の申込みの受付を始めたあとは、紹介した代理店から紹介料を受け取ります(収益のしくみ)。


このページは一般的な説明です。個別の判断は代理店にご相談ください。制度の内容は2026年10月25日時点のものです。

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出典

出典のリンクは参考のために載せています。当サイトは、リンク先の機関とは関係ありません。

  1. [1]厚生労働省「国民健康保険制度の概要」(令和5年度末時点、確認日 2026-10-25)
    https://www.mhlw.go.jp/content/000951286.pdf
  2. [2]厚生労働省「高額療養費制度を利用される皆さまへ」(確認日 2026-10-25)
    https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryouhoken/juuyou/kougakuiryou/index.html
  3. [3]全国健康保険協会(協会けんぽ)「傷病手当金」(確認日 2026-10-25)
    https://www.kyoukaikenpo.or.jp/benefit/injury_and_sickness_allowance/index.html
  4. [4]全国健康保険協会(協会けんぽ)「病気やケガで会社を休んだとき(傷病手当金)」(確認日 2026-10-25)
    https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g6/cat620/r307/
  5. [5]厚生労働省「育児休業を取得される方へ」(確認日 2026-10-25)
    https://www.mhlw.go.jp/content/11900000/001599643.pdf
  6. [6]日本年金機構「国民年金保険料の産前産後期間の免除制度」(ページの更新日 2026-10-01、確認日 2026-10-25)
    https://www.nenkin.go.jp/service/kokunen/menjo/20180810.html
  7. [7]日本年金機構「厚生年金保険料等の免除(産前産後休業・育児休業等期間)」(ページの更新日 2026-10-05、確認日 2026-10-25)
    https://www.nenkin.go.jp/service/kounen/hokenryo/menjo/20140122-01.html
  8. [8]日本年金機構「遺族厚生年金(受給要件・対象者・年金額)」(ページの更新日 2026-06-22、確認日 2026-10-25)
    https://www.nenkin.go.jp/service/jukyu/seido/izokunenkin/jukyu-yoken/20150424.html
  9. [9]日本年金機構「遺族基礎年金(受給要件・対象者・年金額)」(ページの更新日 2026-06-22、確認日 2026-10-25)
    https://www.nenkin.go.jp/service/jukyu/seido/izokunenkin/jukyu-yoken/20150401-04.html
  10. [10]日本年金機構「寡婦年金」(ページの更新日 2021-04-01、確認日 2026-10-25)
    https://www.nenkin.go.jp/service/jukyu/seido/sonota-kyufu/1go-dokuji/20140422-02.html
  11. [11]日本年金機構「死亡一時金」(ページの更新日 2026-04-01、確認日 2026-10-25)
    https://www.nenkin.go.jp/service/jukyu/seido/sonota-kyufu/1go-dokuji/20140422-01.html
  12. [12]日本年金機構「障害年金」(ページの更新日 2023-03-01、確認日 2026-10-25)
    https://www.nenkin.go.jp/service/jukyu/seido/shougainenkin/jukyu-yoken/20150401-01.html
  13. [13]日本年金機構「老齢年金」(ページの更新日 2023-03-01、確認日 2026-10-25)
    https://www.nenkin.go.jp/service/jukyu/seido/roureinenkin/jukyu-yoken/20150401-01.html
  14. [14]厚生労働省「令和6年11月1日から「フリーランス」が労災保険の「特別加入」の対象となりました」(確認日 2026-10-25)
    https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/rousai/kanyu_r3.4.1_00010.html

改訂履歴

  • 2026年10月26日:公開

この記事の作り方:構成と下書きを Claude が作り、決まりは編集責任者が公式の資料で確かめる(編集方針とAIの使い方)